奈良旅・その1 -奈良○○- ←○に入るのは何でしょう?

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こんばんは。
本日のブログのタイトルは敢えて「奈良○○」と、名称を隠してみましたが、
皆様、この洒落た洋館風の建物、何だと思いますか?


こちら、実は「刑務所」なんです。


1908年から2017年まで「奈良少年刑務所」として現役で使用されていた、
旧「奈良監獄」です(○○の正解は「監獄」でした^^;)
歴史の中で、奈良監獄→奈良刑務所→奈良少年刑務所と名前を変えています。
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明治時代に、刑務所の近代化を目指して建てられたいわゆる「明治五大監獄」の一つで、
他には長崎監獄、金沢監獄、千葉監獄、鹿児島監獄がありますが、今も完全な形で現存
しているのはこの奈良監獄のみとなります(他は門だけ、など)。(設計は全て山下啓次郎)

ここはその外観や内部のデザインから、"美し過ぎる刑務所"なんて言われたり
しています。

通常は非公開ですが、今回、内部を見学できる機会がありましたので中の様子を
レポートしたいと思います!

それでは、庁舎から中に入ってみましょう
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↓ちなみに全体はこんな感じ。今、矢印の所から入ろうとしています。
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歴代の刑務官の制服や、収容者人数の推移などなど、さまざまな資料が展示されています。
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昨年3月に公開されたジャニーズの映画の舞台(ロケ地)にもなっているそうです。
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さらに、現在放送中のNHKドラマ『閻魔堂沙羅の推理奇譚』で、ちょうど
この奈良監獄がロケ地となっている回が今月14日、21日の2週にわたって放送されました。

↓1階の中央看守所。
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↓舎房。独房が整然と並んだ様は、古いのにどこか近未来的。
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↓独居房。現在は「単独室」といいます。
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↓重屏禁房。通称「マル房」。違反行為をした受刑者に対する懲罰として最大7日間の
 重屏禁(暗い罰室にこもらせ、寝具を与えない)が行われていたとか。
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なお、現在は非人道的であるという点から行われていないそうです。

↓雑居房。現在は「共同室」といいます。
 こちらは3人部屋ですが、現在の共同室は3人ではなく6人部屋なのだそうです。
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↓2階の中央看守所。
 舎房は第一寮から第五寮までの5棟ありますが、この中央看守所から放射状に
 配置されている「ハビランドシステム」により、少ない職員で舎房を管理することが
 できるようになっています。木製の監視台はアール・ヌーヴォー様式だそうです
 (そのあたりには詳しくありません  m(_ _)m)。
 細部にまで意匠を凝らしたかっこいいデザインです。
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刑務所なのに、美しいと思ってしまう・・・
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舎房以外の棟も見てみましょう。

↓こちらは医務所。
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歯科治療室、調剤室、診察室、処置室などがあります。
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一瞬、ここが刑務所だということを忘れかけていましたが、すぐそばにこんなものが。

↓ 奈良奉行所にあった牢舎で、通称「ギス監」。
 なぜ「ギス監」かというと・・・キリギリスを入れる虫かごに似ているからだとか (゚Д゚;
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庁舎前の庭園も美しく、絵になります。
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赤レンガ造りの塀に囲まれたこの旧奈良監獄。
広さは32,000坪ということでとにかく広い!
東京駅丸の内駅舎や旧富岡製糸場を超えて日本最大のレンガ造りによる
文化財建造物となっています。
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今後は、星野リゾートが手掛ける"監獄ホテル"に生まれ変わるとのこと
(2021年の予定が2024年に延期)。壊される前に見ることができてよかったです。

ここが、ホテルになってどんな風になるのか、今から楽しみです。

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